映像の切替部や、スライドショーにおける写真をダイナミックに見せたい場合は、各種の
トランジション(切替効果)、写真の場合はパン&ズームをかけることである程度の効果が
得られるが、ここでは Pictuer in Picture で写真をダイナミックに変化させる方法を紹介します。
 ビデオ編集ソフト Videostudio Ultimate X3,X4(多分X5も同じ)には、New Blue社の
Picture in Picture がついています。
 但し、他の付属機能の一部にも同じことが言えますが、使い方の説明書が不十分なため、この
機能を使うためにはある程度の試行錯誤を覚悟する必要がありそうです。


 先ずは下のサンプルをご覧下さい。
ビデオ編集室
ここには撮影したビデオ(素材映像)のカットを
並べています。
ビデオトラックには黒の色紙を置いています。
これは画面が切替る時にトランジションを綺麗
に見せるためです。
ビデオの編集は言うまでもなく「ビデオスタジオ ワイ」の中心サービスです。

 ビデオの編集には2本のビデオ編集ソフト「VideoStudio pro x4(現在はx9)」と「EDIUS Neo 3」を使って
いますが、その他にもオーサリング(ビデオの出力)用のソフトを始め各種のソフトを使っています
ここには映像枠(自作しています)を
並べています。

トラックは下部になるほど上面に配置されます。
・オプションパネル「属性」で「フィルターをカスタマ
イズ」をクリックする。
 TV番組「ゴチになります」の中で、画面が多分割され、それぞれに出演者の表情が映し出される
場面がありますが、これを作って見たくて試してみました。
 うまく行かなかった方法は省略してまずますの結果が得られた方法を紹介します。

 作成したのはトルコ旅行のビデオのタイトル画面で、下のビデオです。
・次にタイムカーサーを動かして、その再生タイミング
における位置、サイズ、傾きを指定します。


 上のサンプル写真@ではスタート時にY軸の傾きを
90度、1秒後に0度にすることで回転しながら画像が
現れるようにしています。

 これ以外にもクロップ(余白削除)、境界線(画像の
枠)、画像の影などの設定ができる他、画面下部でいく
つか用意されているプリセットを使うことができます。


  

 
タイムラインに背景映像、写真、装飾画像などを並べ
各種フィルターの中の「ピクチャーインピクチャー」
を選択(対象の写真にドラッグ&ドロップ)する。
・プレビュー画面の対象画像を右クリックし、
 画面サイズに合わせる
 アスペクト比を維持する  
を指定する。
・オプションパネルの「マスク&クロマキー」を開き
オーバーレイオプションの中の「フレームをマスク」で
画像の全画面表示(長方形で周辺にかすれをつけない
マスク)を選択する。
ここには短い時間だけ表示するコメント
を入れています
同じような方法で運動会のビデオのタイトルを作りました。
A それぞれの領域に嵌め込む映像の上にマスクを乗せ、青の部分をクロマキーで透明にして
  ビデオクリップを作成する。
これがオーバーレイトタック2の映像(静止状態)です
ビデオではこのように
はためいて見えます
D 文字とBGMを入れれば上部の映像が出来上がります。

ライブラリパネル

トランジション
シルエット
カウントダウンカレンダー
カウントダウン
失敗しないブライダルビデオ作り
走る犬
集合写真の中の特定の人物をクローズアップする
C 境界部分が若干汚くなるため、必要に応じて下のような境界マスクを1番上に重ねて
  緑部分をクロマキーで透明にする。
ここが編集トラックで、Videostudio X4は
最大で
・ビデオトラック1本、オーバーレイトラック6本
・タイトルトラック2本
・ボイストラック1本
・ミュージックトラック2本
が使えます。
トラック数は必要に応じて変えられます。
パラパラ漫画
アクロバット飛行
コルクボード画像のスキャン
画面分割 2(ビデオのタイトル)
技法名をクリックすると紹介ページに移動します。
・NewBlue社のPicture in Picture のカスタマイズ画面
が表示されます。
・赤丸で囲んだ設定は上から
  画像の位置(画像センターの位置をXY指定)
  画像のサイズ
  XYZ軸に対する画像の傾き
  設定値を適用する画像の再生タイミング
  (左図ではスタートポイント)
であり、画像の位置、大きさ、傾きを任意の再生タイミ
ング毎に指定できます。
 
 
これを重ね合わせるとこうなります
※タイトル(文字)はオーバーレイトラックに配置
することもできます。
画面の途中からテロップやエンドロールを流し、
途中で消したい場合はオーバーレイトラックに
配置して、その上に画像や映像を配置します。
※私はビデオトラックには通常背景台氏や背景映像を
置きますが、長さを数秒〜十数秒にして繰り返し再生
するようにしています。
 これは後から画像や映像の追加や削除を行う場合、
その箇所より後ろの画像や映像、文字などの位置関係
がずれないようにするリップル編集が簡単に行えるため
です。つまり追加、削除の対象の再生時間分だけビデオ
トラックの背景画像、映像の再生時間を延長、あるいは
短縮すれば、その箇所以後の画像、映像、文字などを
同期した状態(位置関係がずれない)で追加、削除分
の長さだけ移動させることができます。
このページの最下部に「各種編集技法(作例と作成方法)」を掲載しています。
ジャグリング
テロップやエンドロールなどを、画面の途中から出し
途中で消す
B これらのビデオクリップを編集ソフト(使用したのはVideoStudio X4)のビデオトラックに
  重ねて配置し、緑部分をクロマキーで透明にする。
ここには編集に使う写真、ビデオ
のサムネイルや、トランジション、
タイトル、特殊効果、音楽などを
表示できます。
ボイストラックにはナレーションを、ミュージックトラックにはBGMを入れています。
音量は細かく調整できます

映像はこの部分だけです

裏ワザ(?)
@ 映像を嵌め込む領域を青、その他の領域を緑で塗り潰したマスクを作成する。
◆ 画面を多分割し、それぞれに別の映像を嵌め込んで合成する
◆ 画像や映像の形や位置などを変化させる

これがタイトルトラック2の映像(静止状態)です

ここには長い時間表示するコメントを
入れています。
これがタイトルトラック1の映像(静止状態)です
ここには小さなイラスト動画を入れています。
 イラスト動画は、素材を購入、インターネット
から入手(商用許可のあるもの)、あるいは
自作しています。

これがオーバーレイトラック3の映像(静止状態)です

これがオーバーレイトラック1の映像(静止状態)です

これは Video Studio の編集画面です

結婚披露宴 オープニングムービー
観覧車
Picture in Picture を使って地図の上で
車を走らせる
アスペクト比16:9のビデオ映像を使って、4:3の
ビデオ映像を作る
◆ その他の編集技法の紹介

タイムラインパネル

以下簡単な作り方を説明します。 使用した編集ソフトは Videostudio X4 Ultimate です。
カウントダウン花火
遊園地
劇場幕
飛行船
オープニング ロゴ