・上の関係から、入力座標値=読み取り座標値
×100÷(100+画像サイズ)で計算する。
・Excelに画像サイズの入力枠と計算式を入れ、
自動計算するようにする。
・画像サイズはVideostudio上で車の画像に
Picture in Picture を適用して確認した上で
決定する。ここでは15にした。
Picture in Picture
道路の角度を計算する。
他の画像、コメント、BGMを入れて出力する。
車の映像にクロマキーをかけ、背景を透明にする。
車の映像を作成する。
車のイラストを切り替える
角度を変更する。
車のイラスト1の画像をコピーする。
車のイラスト1を置く。
ビデオ映像を作る
秒以下の時間をコマ数に換算する。
スタートからの時間を計算する。
ポイント間の移動時間を計算する。
各ポイント間の距離を計算する。
読み取りX座標のY軸換算値を計算する。
読み取り座標からPicture in Pictureの入力座標を計算する。
入力済みの表
を使い、地図の上で
車を走らせる
・オーバーレイトラック2〜5の画像を削除し、
オーバーレイトラック2に上で作成した車のビデオ
クリップを置き、画面サイズに合わせる。
・車のビデオクリップに純黒のクロマキーをかけ、
車の背景を透明にする。
・注意するのは、車のタイヤが純黒だと背景と
一緒に透明になってしまうので、タイヤがグレー
のイラストを使うと良い。
・一端黒背景の車のビデオクリップを作ったのは、
Videostudio X4では、「フレームにマスク」と
「クロマキー」が併用できないからである。。
・オーバーレイトラック2に画面サイズと同じサイズ
の純黒の背景画像を置き、オーバーレイトラック4に
車のイラスト2の画像と同じ長さの全画面サイズの
純黒の背景画像を置く。
・これで純黒背景の上を車が進む映像が出来るので、
これをビデオファイルとして出力する。
クリックすると戻ります
・オーバーレイトラック3に車のイラスト1を置
き画面サイズに合わせる。再生時間を3Sec.に
設定、オーバーレイオプションでフレームを
マスクを選択し、フレーム全体をカバーする矩形
を適用する。更に、画像のフェードインを適用する。
・オーバーレイトラック2を空けたのは、後でここ
に別の画像を置くため。
旅行ビデオの説明用に地図の上で乗り物を移動させる場合など、画像の上でイラストやアイコンを
動かす場合にはPicture in Pictureを使う場合が多い。Videostudio X3以降(?)のバージョンに
付属されているNewBlue社のPicture in Pictureを使って「地図の上で車を動かす」方法を紹介致
します。使用するビデオ編集ソフトは Videostudio X4 Ultimateです。
使用する画像
・スタートからの時間は、そのポイントまでの
累計時間なので、前のポイントまでの時間+
前ポイントからの時間で計算する。
車のイラスト2
車のイラスト1
こうして作成した映像です。
Picture in Picture の入力座標と移動量の関係
最近ビデオ作成でPicture in Pictureを使うことが多く、「試写室A」で上映中の「屏風岩登攀記」では背景
画像の上で人型のアイコンを動かす場面を多く作成した。Picture in Pictureにはマニュアルやハウツウ
本がなく、これまでは結果を確認しながらカットアンドトライで使っていたが、今回 NewBlue社のPicture
in Pictureの特性を調べ、略想定通りの結果が得られるようになった。
・車がX軸を逆方向に進む部分(この場合はポイント
FからポイントHの間)は車がバックして進むように
なる。そのためオーバーレイトラック5のこの区間に
車のイラスト2を置き前進するようにする。
・厳密にはポイントFでの方向転換が終わった
タイミングからポイントHでの方向転換が終わる
タイミングの間に車のイラスト2の画像を置く。
・そしてこの画像にこの間のPicture in Pictureの
設定を行う。
・タイムカーサーをポイントAの位置から3コマ分
進め、座標にポイントAの入力座標値を、回転Z
にポイントBの角度を設定する。
・これで車がポイントBに向かう角度に変更される
ようになる。
・車がゆっくり方向転換するようにしたい場合は、
一度すべてのポイントの入力を行った後で、各
ポイントから何コマか進んだ時点の角度を次の
ポイントの角度に設定すれば良い(この場合は
入力座標の値は変えない方が良い・・・車が
止まっているように見えないようにするため)。
・この作業を終点まで行う。方向が多きく変
わるポイント(ここではポイントN)では若干
不自然な位置になるので、この場合は入力座標
を修正してやると良い。
・そしてこの画像の後ろに先頭の3Sec.の
画像をコピーして置き、終点の座標と角度を
設定して、フェードインをフェードアウトに変更
する。
・コピーした画像には既にPicture in Picture適用
されており、始点の座標、サイズ、角度もそのまま
使えるため、ポイントAの設定から入力する。
・タイムカーサーをポイントAのコマ換算値の位置
に動かし、入力座標の値を設定する。
・サイズは変更なしで、角度もポイントAの値に
なっているのでここでは変更しない。
車のイラスト1にPicture in Pictureをかける。
コピーした車のイラスト1の画像のPicture in Pictureを設定する。
・オーバーレイトラック3上の車のイラスト1を
右クリックし、開いたダイアログボックスで
「コピーする」を選択してコピーし、同じトラックで
3Sec.の画像の後ろに置く。
・再生時間を60Sec.にし、かかっているフェードイン
の効果を外す。
・スタート点に固定した3Secの画像を置くのは、
長い画像にフェードイン効果をかけるとフェード状態
が長く続いてしまうのと、出来たビデオクリップを
他のビデオクリップと繋ぐ場合のトランジション効果
のための時間を確保するためで、不要であれば後
でカットすれば良い。
・これは終点も同じである。
・映像効果(FX)の中のpicture in Pictureを車の
イラスト1画像にドラッグ&ドロップしてPicture in
Pictureを適用する。
・属性画面の「フィルターをカスタマイズする」を
クリックして、Picture in Pictureの設定画面を
開く。
・始点、終点ともに、座標はExcelで作成した表の
ポイント@の入力座標の数値、サイズは15、回転Z
はポイントAの角度を入力する。
・ビデオトラックに背景画像(再生時間6Secの
ものを11枚)をならべる。短い再生時間の画像
を並べるのはリップル編集がやりやすいため
だが、この場合は使わないので、なくても良い。
・オーバーレイトラック1に地図画像を置き画面
サイズに合わせ、再生時間を66Sec.にする。
・これで Picture in Picture の設定に使用する
数値の表は完成である。
・十分ご存じの方が多いと思いますが、直角
三角形の辺と角度の関係を左図に示します。
・ポイント間の道路の角度はX軸の長さ
(Y軸換算値)とY軸の長さを使って
アークタンジェントで計算する。
ただしこれはラジアン値なので角度に変換する。
・角度=DEGREES(ATAN(Y軸の長さ÷X軸
の長さ))
 DEGREES:ラジアン値を角度に変換する関数
 ATAN:tangentの逆三角関数
・これは道路の傾きに沿って車を傾けるために
用いる。
・スタートからの移動時間(秒単位)の小数点
以下の数値に30(1秒当たりのコマ数)を掛けて
100で割りコマ数に換算する。
・これに整数部分を加えてスタートからその
ポイントまでの時間を計算する。
・コマ換算値=INT((t2-INT(t2))×30)/100
+INT(t2)
  t2:ポイントAにおけるスタートからの時間
  INT:小数点以下を切り捨てる関数
・ポイント間の移動時間は、
移動時間=ポイント間の距離÷全移動距離×
全再生時間で計算する。
・全再生時間は、この間で表示する風景写真
などの再生時間を勘案して設定する。
(ここでは60秒に設定した)
・読み取りX座標のY軸換算値と読み取り
Y座標値を使って各ポイント間の距離を計算
する。
・計算式は左図を参照下さい。
・また移動距離の合計値を計算します。
・座標の読み取りに使ったスケールは16:9の
横縦比であり、X軸とY軸の長さが異なる。
・そのため、この数値を使って距離や角度の
計算は出来ないため、X座標をY軸の長さに
換算する必要がある。
・換算値=読み取り値×16÷9 で計算する。
・Picture in Picture では画像のサイズ設定に
よって移動量が異なる。
・これは入力座標値を100にした時に画像が
フレームから全てはみ出すようになっている
ためで、左図のように画像サイズが100の場合
は入力座標値100で200移動し、画像サイズが
50の場合は150移動する。
・つまり、移動距離=入力座標値+画像サイズ
という関係がある。
読み取り座標の枠に読み取った各ポイントの座標を入力する
スケール
地図
地図と車の画像は横縦比16:9にトリミングしたもの、車は左右を反転したものでタイヤの接地面が画面
の中心線近辺になるように配置し、背景を純黒にする。
その他に途中の風景などの写真
クリックすると戻ります
背景と地図画像をトラックに置く。
Picture in Picture の設定用の表(Excel)を作る
地図上の座標を読み取る
・オーバーレイトラック3に途中の風景、タイトル
トラックにコメント、ミュージックトラックにBGM
を入れれば完成で、これをビデオクリップとして
別の編集で使用する場合はビデオファイルとして
出力する。
スケールの画像を重ね、背景の白地を透明にし、各ポイントの座標を読み取る。
地図のコピーに、始点(@)、終点(O)と車の方向を変える部分(A〜N)の道路に×印をつける。