・まずビデオトラックに画像を並べてAVCHD
（1920Ｘ1080)のベース映像（ビデオクリップ）
を作成します。

・文字枠用の矩形はなるべくベース映像に含まれ
ない色を使います。
・ここでは純粋な緑を使いました。

・オーバーレイトラック１にベース映像を置き、画面
を右クリックして「画面サイズに合わせる」を選択し
ます。ビデオトラックにおけば自動的に画面サイズに
なりますがオーバーレイトラックにおいて画面サイズ
に合わせた場合と若干ですがサイズが異なるため
こうします。
・次に文字枠と同じサイズの矩形画像をオーバー
レイトラック２で文字枠と同じ位置に置きます。色は
黒にし、透過率を７０％位にします。
・最初と最後の数秒分と中間部は別に作り（コピーで
位置とサイズを同じに保つ）、最初の画像には
フェードインを、最後の画像にはフェードアウトを
かけます。
・また、最初の画像は文字より若干再生開始を遅く
し、最後の画像は文字より若干再生終了を早くし
ます。
・そしてオーバーレイトラック３に文字をおきます。

・ビデオトラックにベース映像を置く。
・オーバーレイトラック１に「その１の�C」と同じ
ように半透明の文字領域の背景画像を置く。
・ここでは開始、終了を文字映像と同じにした。
（この辺りは再生映像を確認しながら決める）
・オーバーレイトラック２に上で作成した文字映像
を置き、クロマキーで純黒部分を透明にする。
・文字が純白、背景は純黒なので、クロマキー量
はあまり影響なく文字周りは奇麗に抜ける。

・これで完成。出来上がりは「その１」と殆ど同じ
であった。

・オーバーレイトラック３に、文字を出す位置から右側
を覆う純黒の矩形画像を置きます。

・この状態で文字映像のビデオクリップを作成します。

・オーバーレイトラック５に文字枠映像を置きクロ
マキーをかけます。
・この場合は、矩形の周辺の線が見えなくなるよう
に強いクロマキー量とします。（この場合は７０）
・これでテロップ文字が画面の途中から現れて、画面
の途中で消える映像を作ることができます。

・オーバーレイトラック４に透過対策映像を置き
クロマキーをかけます。
この場合は、矩形の両サイドに線が若干残っても
文字枠映像でカバーさ・れますので、クロマキー量
は少し弱め（この場合は３０）で構いません。

・ベース映像をビデオトラックに置き文字を出
したい部分の単色の矩形画像をオーバーレイ
トラックに置いて文字枠付き映像を作ります。

・ビデオトラックに純黒（R=0、G=0、B=0）画像を置き、
オーバーレイトラック１にテロップ用の文字をおきます。

・同じようにベース映像の上に文字枠とは異なる
単色（ここでは純青）の矩形画像を乗せた文字透
け対策映像を作ります。矩形画像の横幅は文字
枠よりほんの僅かだけ広く高さは画面の高さと同
じにします。
・文章をオーバーレイトラックに置きその上に文
字枠付き映像を乗せて文字枠部分をクロマキー
によって透明にすることで目的は達成できますが、
クロマキー量が小さいと周辺部分が抜け切れず
（線が残る）、大きくすると映像の同色部分も抜
けてしまい、文字が透けて見えてしまうため、
この対策映像を使います。

・オーバーレイトラック２に、文字を消す位置から左側
を覆う純黒の矩形画像を置きます。

その１の説明資料を作ってる最中にもっと簡単な方法を思いついたので紹介します。

・対策映像で矩形の色を文字枠とは別の色にする
のは、文字枠は周辺部まで奇麗に抜くため
クロマキーを強くかけますが、その場合ベース映
像の一部が半透明になる可能性があります。
・対策映像の矩形を別の色にしてクロマキーをか
けてもこれらを重ねることでベース映像が半透明
になることを避けることができます。