ジャグリング

・オーバーレイトラック１にプレーヤーの画像を
置きます。
・小さい映像を後で拡大すると画質が低下する
ため、プレーヤーの頭上にリングを投げる高
さが確保できる範囲で出来るだけ大きくなる
ようにプレーヤーの画像フレームの位置と大
きさを決めます。
・この状態を保存しておきます。（後でリング
の映像と結合するとき呼び出して使います）

　赤、青、緑、黄の４本のリングを繰りえして空中に放り投げるジャグリングの映像の
作り方を紹介します。使用した編集ソフトはVideostudio X4 Ultimate です。

・オーバーレイトラック１にプレーヤーの画像
を呼び出し（保存しておいたプロジェクトを
開く）投げるリングの順番（赤→青→緑→黄）
通りに並べます。リングの再生時間を3Sec.
にしたため、プレーヤーの画像の再生時間
は1Sec.にします。
・オーバーレイトラック４のスタートから 1Sec.
地点に赤色のリングの映像を置き、クロマー
で背景の黒を透明にします。
・オーバーレイトラック２と３を空けたのは、
ここに右手で投げるリングの映像を入れる
ためで、これは空中でリングが重なった時、
左手で投げたリングが手前に見えるように
するためです。

※後で気づいたのですが、この状態では背景が黒
　の、プレーヤーとリングの映像となります。これに
　黒のクロマキーをかけ、黒が奇麗に抜けるように
　するとプレーヤーの目や濃い緑色のスカート部分
　なども抜けてしまします。そのため他の映像と結
　合する時ちょっとした対策が必要になります。
　（背景を黒にしたのはPicture in Pictureを掛け
　たとき発生する周辺の黒スジを消すため）

　プレーヤーの映像とリングの映像を別にしておき
　（この時プレーヤーの背景は黒以外にする）、
　最終段階で結合すれば問題ありません。

※空中に投げられた物体の速度は計算で求めること
　が出来ますが、この場合はその必要はないと考え
　等速にしました。また再生時間はリングが見やすい
　ように 3Sec.にしました。

・作成したビデオクリップ（12Sec.）の前4Sec.
分と、後ろ4Sec.分を切り捨て、4.00から7.29
Sec.までの間の映像をビデオトラックに必要
な長さ分だけ並べてビデオクリップを作成す
れば「ジャグリング」の映像が完成です。

・上記の作業をもう１回転分繰り返します。
・これにより全てのリングが入った 4Sec.分
の長さの映像を作ることができます。
・この状態でビデオクリップを作成します。
・ビデオクリップの長さは12Sec.です。

・２番目に投げるリング（青）の映像を　2Sec
地点のオーバーレイトラック２に置きます。
・同様にクロマキーで背景を透明にします。

・同様にして右手で投げるリングの位置を
決めます。
・右手を上げた時の位置は左手よりも少し
上、少し左で、始点、終点は X=-5.0、
Y=-25.0、中間点は X=-5.0、Y=80.0
にしました。
・同じようにプレーヤーの画像を外し、リング
だけのビデオクリップを作成します。

・タイムカーソルを中間位置に置き、リング
の頂点の位置を、画面上部から少し下が
った位置に設定します。（この場合は、
X=5.0、Y=70.0にしました）
・この状態でプレーヤーの画像を外し、リング
だけのビデオクリップを作ります。
・再生時間は後で決めますが、ここでは6.0
Secにしています。（最終的には再生速度
変更で3Sec.にしました）

・オーバーレイトラック２に赤のリングの画像を
置き、フレームを画面サイズに合わせると共
にフレームにマスクをあて、Picture in Picture
を適用します。
・プレーヤーが手に持ったリングとオーバーレイ
トラック３のリングの大きさが略同じになるよう
に Picture in Picture のサイズを決めます。

・同様にして３番目に投げるリング（緑）の
映像をオーバーレイトラック５に、４番目に
投げるリング（黄）の映像をオーバーレイ
トラック３に置き、背景を透明にします。

・左手で投げるリング（赤、緑）の始点、終点は
左手を上げた時、リングの下部が左手のすぐ
上になるように決めます。（この場合はX=5.0、
Y=-35.0）