漁具置場D(第85回二科展入選作品) |
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2000年9月の作品 |
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長月(9月)上旬の白露を過ぎた頃にスケッチに出かけました。 夏の盛りが過ぎたとはいえ残暑が厳しいです。 早朝に画材を背負いJR飯田線の江島駅まで歩くと汗がでてきました。 上りの豊橋行き普通列車が到着したので乗り込むと冷房が効いており汗がひきます。 座席に座ると心地良くうとうとしていると終点の豊橋駅に着きました。 豊橋駅で東海道線の浜松行きに乗り換えゴトン・ゴトンと鈍行列車で揺られながら浜名湖を渡り弁天島駅で下車しました。 駅の地下通路を出ると目の前にはホテルのビルが並び、その向こうが海水浴場です。弁天大橋を渡り護岸沿いに散策しながら舞阪漁港へ向かいました。 魚市場では水揚げや競りの最中で賑やかです。漁具置場はあまり作業する人は居ません。 適当な場所を探し玉浮き・かご・荷車などをスケッチしました。 その後、構図を再構成し図案化し心象風景として表現しました。作品は、油彩画50号Fよこです。 |
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漁具置場E |
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1997年頃の作品 |
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花粉症で憂鬱な時期も過ぎ何となくウキウキした気分です。 車で豊川を渡り姫街道(国道362) から本坂トンネルを抜け静岡県の三ケ日に入りました。 トンネルを抜けると芽吹き始めた山並みが浜名湖に向かい下りて行きます。 天竜浜名湖鉄道沿いに南下し、浜名湖右岸を進み新居町から国道1号に入りました。JR東海道線弁天島駅前を右折し浜名バイパス下の空き地に車を止めました。 画材を背負い今切口に立つと、春とはいえ遠州灘の海風は身にこたえます。護岸沿いに散策しながら舞阪漁港の舟溜りや漁具置場を観察しました。 小屋の前を通ると漁婦が一人休んでいました。リヤカーには網が入ったカゴが乗せてありました。 邪魔にならない所でスケッチしました。その後、構図を再構成し図案にして心象風景として表現しました。 作品は油彩画50号F横です。 |
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