イメージ魚場 |
---|
1998年の作品「豊川市議会議長賞」 |
|
私はこの頃、漁村や魚場の風景をイメージ的に創作し連作で発表していました。 この作品もそのひとつです。 静岡県の浜名湖は今切口から遠州灘に通じています。私の取材場所はこの辺りを中心にしています。 この作品は、今切口近くの舞阪漁港付近の魚場の風景を取材し部分合成しました。手前には漁婦がカキをかごに入れ運びリヤカーに乗せる作業場を、中景には漁を終えた漁船を、遠景には今切口を渡る浜名大橋を入れました。 小物には、合羽、玉浮き、ライト、手袋などを加え仕上げました。 作品は、油彩画100号Fです。 |
|
|
夜明け |
---|
1999年の作品 |
|
天竜浜名湖鉄道沿いに南下し、浜名湖右岸を進み新居町から国道1号に入りました。 JR東海道線弁天島駅前を右折し浜名バイパス下の空き地に車を止めました。 舞阪漁港に行くと夜明け前の港は漁船がライトを照らし、次々と出て行きました。私は場所をかえて浜名バイパス下をくぐり遠州灘が望める高台に出ました。漁船は薄暗い海を進んで行き、舞阪灯台が灯りを照らし、高速道路は車がライトを点け唸る様なスピードで走っていました。 薄暗い中よく見ると所々で婦人が海に向かって祈っていました。豊漁か夫や家族の安全を祈っているのだろう。 太陽が昇りだすと波が光りを受けて輝き始め、円く盛り上がった砂浜の草や花が海風を受けると揺らぎ光りを反射している。 この時の印象を心象風景と表現しました。 作品は、油彩画100号Fです。 |
|
進む油彩画Q 戻る油彩画P トップへ |