豪雨

 西古瀬川は、音羽川などと異なり、流域面積が小さく、水位は、累加雨量よりも、1時間の雨量に影響を受けます。だらだら降る雨で音羽川が警戒雨量超過になっていても、西古瀬川では、すぐに下流に流れてしまうのです。

 したがって、西古瀬川では、降り始めからの累加雨量よりも、1時間雨量が50mmを超えると、筋違橋上流左岸の外水の越水、低地の内水による道路の冠水が起こります。その場合は、駐車場の車の冠水の対策が必要です。

 想定される最大規模の洪水の場合(外水のみ)のハザードマップでも、八幡町内会にあっては、住宅地の浸水は1m未満となっています。

 とはいえ住宅地の条件は、各々異なりますので、日頃の雨の降り方と冠水の状況は各人が関心を持っておくことが重要です。

 もし、個人が避難が必要と感じた時は、豊川市からの「避難指示」や、「高齢者等避難」の発令を待つまでもなく、町内会役員、防災会役員に申し入れがあれば、緊急に町民館を解放します。

 

2021年7月2日豪雨
 7月1日から降りだした雨は、2日の夕方には累加で285mmに達しました。
 今回の降雨のピークは、2日の17:00から1時間に37mm降りました。
 これまでの実績を見てみると、50mm/時間で筋違橋上流左岸での溢水や町内の一部地域に内水の滞水が見られます。今回でも筋違橋上流左岸で堤防の歩道上までは溢水がありましたが、土嚢により、堤内には流れ込みませんでした。
 画像の18:03と18:30はともに宮下橋下流ですが、約30分足らずの間に水位が減少している様子が見られます。
 10分間雨量は、ネットの「愛知県川の防災情報」の御油の観測データから得られます。御油の観測所は、町民館から約3km北西の音羽川にあり、途中に大きな山もないことから、町民館での雨量との相関が高い。
 豪雨の予想は、ネットの「高解像度降水ナウキャスト」から得られます。

2021年7月2日豪雨


2020年7月25日豪雨