こんな町内会いいね

 このページは、よりよい町内会を期待したエッセイ、意見、感想、提案を紹介するところです。
 どのような内容でも結構ですので、eメール「yawata@ccnet-ai.ne.jp」までお知らせください。皆さんに参考となりそうな投稿はこのページで紹介いたします。匿名を希望の方はその旨を追記ください。

共に生きる倫理観
 よりよい社会とは何かと定義するなら、それは安心感や信頼感のある社会のことだと思う。安心感のある社会とは、この社会にいれば誰しもが生きていけるという信頼感のある社会。(2014年4月13日中日新聞 内山 節 立教大学大学院教授 哲学者)より抜粋

コミュニティとアソシエーションの違い
 コミュニティというのは、原型は家族的なもの。これが広がって近隣、隣近所になります。それがもっと広がって地域になります。アソシエーションというのはコミュニティと違いまして、ある特定の課題に関心を持つ人、あるいは関わろうとする能動性を持つ人たちの自由主義的かつ個人主義的な結集体です。(2007年帝塚山大学大学院教授 中川 幾郎 )より抜粋

町内会は面識社会を目指す
 意識調査の結果、町内会の行事に積極的に参加している人は15%に過ぎません。多くの人々に、濃厚交流を求めないまでも、隣近所はせめて顔見知りになれるような面識社会にしたい。(2020年12月 八幡町組織・行事等検討委員会)
*面識社会とは
 隣近所は、少なくとも顔見知りになるということ。(面識と社会を合わせた造語。一般にはあまり使われていない)
 辞書には、「社会性(しゃかいせい、英:socialityまたは英:sociability、仏:sociabilité)とは集団をつくって生活しようとする人間の持つ基本的な傾向。本能的なものと考える説がある」とある。
 つまり、人間とは、社会性という本来的に集団を求める動物であると解釈する。
 この本能に従えば、隣近所が少なくとも顔見知りの関係にあることは、深層心理では、おお方の人々にとって、安心感を抱くなど好ましいことなのではないか。
 さらに、このことは、防犯、防災にとっても、大きな力となる。
 町内会は、イベント実施などによる住民の直接的な交流も重要であるが、これまであまり注目されていなかった、少なくとも隣近所は顔見知りになるという面識社会の構築も重要となると思う。

2016年度基礎懇による八幡町内会のコンセプト
 活性化委員会を設立し、住民意向調査を行い、それを基に、目指す町内会コンセプトをとりまとめた。
 2020年度の「組織・行事等検討委員会」の基礎となっている。
(2016年度「八幡町内会の将来像をどうするか。その基礎的検討」報告書より)