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 このサイトは荒木敏雄の絵画作品を発表しています。作品が少しでも皆様の心の癒しになれば幸いです。

 作品は、2005年頃と2006年頃の木版画2点です。作品の説明は各作品の解説をお読みください。

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木版画 Q


ねずみ花火D
2006年作品
 私はこの頃、円にこだわり作品を創作していました。
 「ねずみ花火」は、私の子供の頃を思い出します。
 戦後の焼け跡が残る町で、縁台を出し友達とセンコ花火やネズミ花火で遊んだことです。
 貧しい時代の遊びとして盛んに行われていました。
 あの小さな輪が、シュルシュル、パチパチと赤・青・黄などの火花を散らしながら回転し、パーンと弾ける音が懐かしいのです。
 私が住んでいる東三河地方の豊川沿いの町や村では祭りが盛んに行われ、鮮やかな打ち上げ花火や勇壮な手筒花火は祭りの華です。
 しかし、古希を過ぎた私には何故か昔のねずみ花火が懐かしく思い出されます。
 この作品は、なにも彫ってない版木に赤と茶と青色の油絵の具をローラーで塗り和紙に刷りしました。その後、別の版木に彫刻刀で彫り黒の油絵の具で重ね刷りしました。
 作品は、たて20cmxよこ20cmの木版画です。

ゆらぎB
2005年の作品
 このころ私は、整然とした対象にわずかな変化が作品にならないか考え題材を探していました。
 自宅付近を散策しながら考えることが多く、歩きつかれて家に戻り畳の上で寝転がり、天井板の縞模様をながめて空想にふけっていました。
 横になり畳表のいぐさを見ながら織り目に少し変化をもたせてみよう思いました。
 畳の縁を円で僅かにずらし、四隅に三角、四角の形を配置し僅かにずらし変化をもたせ図案にました。
 円、三角、四角が接する部分を僅かにずらし彫刻刀で彫り僅かな異なる揺らぎを表現しました。
 作品は、版木に彫刻刀で彫り黒の油絵の具で和紙に刷りました。
 たて29,8cmxよこ29,8cmの木版画です。
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